無垢の博物館
2026/04/10(金)16:37
「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉がありますが、せりなはそんな言葉ではこの作品を簡潔に言い表せない。
相手を大事に想えば想うほど利己的になってしまったり。
世間知らずで純粋であるがあまりにお互いを傷つけ合い、お互いを想うあまりに遠回りをしてしまった、そんな所を「無垢」と表現しているのかな。
主人公の自己犠牲を厭わない、献身的な愛はどこかグレートギャツビーを想い出したり。
一途な愛と言うにはあまりにも沢山の人を傷付けてしまっていくところも「無垢」ゆえなのかなあ...
せりな的に一途な愛の物語と言えばナラタージュなのですが。
無垢の博物館を読んでもいつも男の人はズルい。笑
デュラスの自伝的名作のラマンに出てくる華僑の男性も結婚する気もなく(現実的にできなかっただろうけど)情欲に溺れておいて自分の一途な想いをデュラスにぶつけるズルい男性なのですが、何十年も後に「生涯たったひとりきみだけを愛してる」なんて言葉をくれる所は純真だなって思ったり...
上記に出て来る作品たちは察しの通り3角関係だったりで結局最愛の人と結ばれる事ができない物語なのですが、無垢の博物館と言う作品は今はネットフリックスで観ることができますし(映像になっても個人的には期待を裏切られなかったです)物語の舞台のイスタンブールには本当に博物館があるんです。
せりなもいつか行きたいな💭
静養中に再読してみました。
もし良かったらワインでも飲みながら読んでみてくださいね🫶